2016年1月3日日曜日

箱根駅伝 2016 その2




皆さん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

箱根駅伝 その2 です。

母校 帝京大学の駅伝競走部が、箱根駅伝に出場しました。
白の短パンに赤のランニング。紅白で、お正月にとても似合うユニホームです。
 
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ハラハラ、ドキドキのレース展開でしたが、ギリギリ、シード権を獲得できました。


 青のラインが個々の選手の区間成績、赤のラインが区間順位の推移です。

 ずば抜けて速い選手がいるわけではないので、皆の総力で勝ち取ったシード権だったと思います。

来年も応援で来て楽しみです!

2016年1月2日土曜日

箱根駅伝 2016 その1

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

 肝臓がんは他のがんと違い大きな特徴があります。

それは、原因がある程度わかっているということです。ちょっと前(10-20年前)まで、肝がん(肝細胞癌)の約80%がC型肝炎由来、10%がB型肝炎由来、そして残る10%が非B非C型肝炎由来でした。

C型肝炎、B型肝炎は、主に血液を介したウイルス感染が原因です。

ですから、まず新たな感染が発生しないように対策をたてました。輸血や血液製剤からの感染を防ぐため、安易に血液を使用しない、使用する場合は、スクリーニングを受けた安全な血液を使うようにしました。注射での感染を防ぐため、回し打ちをやめて1回毎の使い捨てにしました。またB型肝炎はワクチンがありますので、ワクチン接種を行い感染のリスクを減らしました。また母子感染の対策も行いました。

結果として、肝がんは他のがん腫の罹患率(がんを患っている人の率)が急上昇しているにも関わらず、発生を抑止することに成功しました。

2015/04/28 国立がん研究センター発表 2015 各種がん患者数と死亡数の推移
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20150428.html


さらに死亡数を見てみますと、2000年に入ってから他のがん腫の増加を尻目に、減衰に転じています。

 そして昨年、ついに”ソフォスブビル”が登場しました。このお薬のお蔭で、長い間人々を患わせたC型肝炎ウイルスは、完全に撲滅される時代が到来しました。ですから肝癌の発生や死亡は、今後さらに減少すると思われます。

肝がんに関わる全ての人々の英知と努力の結果が実を結んだ ということになります。

 さて、残る問題は"非B非C型肝炎"です。ウイルス感染が関係しない肝炎が原因でも肝がんは発生します。最近特に増えているのが”メタボ肝がん”です。患者さんは糖尿病外来や街に潜んでいます。ある日突然お腹が張ると訴え、検査をすると進行肝がんだったなんていう患者さんが増えているんです。

 なんでメタボで肝がんなのでしょうか?

 肝臓はモノを分解したり、作ったり、貯めたりしています。人間の化学工場なんです。私たちが食べた脂や糖は肝臓に備蓄されます。そして、肝臓はこれらの栄養を体内で利用できる形に作り変えています。

 中性脂肪が肝臓にたまりすぎた場合、脂肪肝となります。つまりフォアグラ状態ですね。
脂肪肝の患者さんは1000万人ぐらいいるんじゃないかと言われています。

 脂肪肝に酸化ストレスがかかると、脂肪肝炎となり、やがて肝硬変や肝がんになってしまう恐れがあります。酸化ストレスってなんでしょう?体内の物質は、電子のやりとりをしています。肥満はこの電子のやりとりを乱すことがあります。すると電子のやり取りに不具合をもつ物質(過酸化物)が作られてしまいます。この過酸化物が、遺伝子を傷つけたり、肝炎を引き起こす原因となるんです。脂肪肝炎の患者さんは100万人ぐらいいるんじゃないかと言われています。

 メタボ肝がんを防ぐには、脂肪がたまらないようにするのが得策です。

でも、美味しいものは食べたいし、つらい運動は嫌だし、大変ですよね。

 お正月に摂り過ぎたカロリーを、消費しなければなりません。お正月恒例の箱根駅伝。早朝であれば、選手が走る本コースを体験できます。1月2日の早朝に、大手町読売新聞社前から、品川駅前まで、疾走(気持ちは)しました。選手と心は一つです。

みんな、ガンバレ!

2016年1月1日金曜日

平成28年 明けましておめでとうございます。

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

思うところがあって、だいぶ間が空いてしまいましたが、再開しますので宜しかったらご覧ください。

 病院の年末は、ある意味大変です。
状態の悪い患者さんもいらっしゃいます。人生最後の年越しになりそうな方も当然いらっしゃいます。ですから出来るだけ、ご家族で新年を迎えられるようにと努力しています。ですから大晦日ギリギリまで病院で治療しています。

 さて、そんな年の瀬を無事に乗り切り、新春を迎えました。今年は暖かくて良かったですね。


八ヶ岳南麓より見た平成28年元旦の赤富士(朝焼けで山肌が赤く反射します)です。


 今年も父の名代で、実家のある集落(山梨県北杜市長坂町中丸 柿平集落)の新年御例会に参加しましたので、その様子を昨年に続き、お伝えしますね。

 朝8時に集落の中心にある諏訪神社に集合して”新年御例会”を執り行います。

土地柄、信州諏訪に近いので、氏神様が諏訪神社になったのだと思います。集落の中心に諏訪神社があります。


 昨年は寒くて大変でしたが、今年は暖かく穏やかな新年を迎えられました。

集落の住民が集まり、お互いに無事平穏に新年を迎えられたことを祝い、今後の繁栄を祈願します。


  海の無い山国では、お魚は御馳走です。昔は物流も限られ、まして冷蔵なんて無いので、”煮干し”でも御馳走です。


煮干しを肴にして、お神酒で乾杯です。ご例会の最後は万歳三唱で〆られます。



その後、皆で共同墓地にお参りに行きます(集落のはずれに共同墓地があります)。


このお石塔が共同墓地の一番奥にあります。集落全体の道祖神です。この周囲に個人のお墓が並びます。江戸時代からのお石塔がありますので、400-500年の歴史があります。


共同墓地から見た甲斐駒ケ岳と赤石山脈です。


お墓の裏手は八ヶ岳。八ヶ岳南麓の日当たりの良い場所に、ご先祖様は眠っています。


お墓参りも終わり、さあお正月の祝宴です。

庭の南天も真っ赤な実がたわわに実っています。


南天の花言葉は”良い家庭”だそうです。

江戸時代から続く恒例行事ですが、今年は里帰りした(僕も一応その一人ですが)若者たちがいくつになった?どこに住んでるの?とか言いながら、結婚して嫁さん連れてきた!って話しているのを聞いて、微笑ましく思いました。

穏やかな初春の一コマでした。



2015年6月1日月曜日

祝 杏雲堂病院 創立133年

みなさん こんにちは!
いかがお過ごしですか?

1882年(明治15年)の今日、杏雲堂病院は佐々木東洋先生によって、創立されました。

1882年はロベルト・コッホ博士が結核菌を発見した年です。またサグラダファミリア教会の建設が始まった年でもあります。

 時代の変遷とともに、求められる医療は変わっていきます。病院も期待に応えられるように、常に変化しなければなりません。

 環境の変化に柔軟に対応したものだけが生き残れます。これは生物界の掟。

 これからも皆さんのお役に立てるよう努力します。結果として、いつまでも御茶ノ水に杏雲堂病院が存続すれば嬉しいですね。


2015年5月20日水曜日

肝炎医療費助成

みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか?

今日は、ソフォスブビル(ソバルディ)の医療費助成のお話です。

5月18日、厚生労働省がC型肝炎治療の切り札、ソフォスブビル(ソバルディ)を、肝炎医療費助成の対象に加えることを決めたそうです。



 患者さんの自己負担を月2万円以下に抑える画期的な制度です。世帯の市町村民税額が年23.5万円未満なら月1万円、23.5万円以上なら月2万円だそうです(上図をご参照ください)。治療期間は、わずかに3カ月ですので、500万円以上の治療が約6万円の自己負担で可能となるシステムです。

肝炎の医療費助成として、平成27年度国の予算は86億円だそうです。
国と地方の負担が1対1なので、平成27年度の総事業費は172億円となります。

2015年5月13日水曜日

夢の新薬 ソフォスブビル(商品名 ソバルディ) が保険適応承認 

みなさん こんにちは!
いかがお過ごしですか?
C型慢性肝炎に対するの新薬 " ソフォスブビル " (商品名 ソバルディ) ですが、中央社会保険医療協議会が保険適用を承認しました。まずジェノタイプ 2 型の患者さんに対して、5月20日から本邦でも使えるようになるそうです。

承認に先立ち日本で行われた臨床試験(試験 GS-US-334-0118)を紹介しますね。
C型肝炎ウイルスは大きく分けて1型と2型があります。この試験は、2型の患者さんを対象に行われました。
ソフォスブビルとリバビリンの併用療法(どちらも飲み薬)を、12週間(わずか3か月)飲むだけです。治療終了後、12週間にわたってウイルス消えている ("SVR12"といいます) と、C 型肝炎ウイルス感染が治ったと判断されます。
この試験には、140人が参加して135人の患者さんが、SVR12を達成しました。つまり、96.4% (135/140) の患者さんが治ったという驚くべき結果でした。副作用も許容範囲でした。

なんでこんなに治るんでしょう?
C型肝炎ウイルスは、”遺伝子(設計図)” とそれを包む ”殻” で出来ています。

夢の新薬 ソフォスブビルは、画期的なお薬で、遺伝子に直接作用して、遺伝子を千切ってしまうんです。設計図を壊されるんでウイルスはひとたまりもありませんね。

「ソバルディ」の画像検索結果

 注目された薬価は、1錠(1日分)で61799円(米国では1000ドル約120000円)に決まったそうです。12週間の薬剤費は、ソフォスブビル(商品名 ソバルディ)だけで、520万円。これにリバビリン(商品名コぺガス)が約11から18万円(体重によります)。しめて総額540万円ぐらいかかります。勿論、保険適応になりますので、自己負担はその一部(保険によって違います)です。近日行われる厚生労働省の会議で助成が認められれば、さらに個人負担は減ると思われます。

1型の患者さんも安心してください。
早ければ今夏にも保険適用される見通しだそうです。

2015年2月6日金曜日

最後は神頼み

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?


 現在、四つの大学(帝京、東京、香川、山梨(勤続年数順))で非常勤講師を務めています。医学部を卒業して、医師になるためには、医師国家試験というハードルがあります。

 医学部六年生(最終学年)にもなると、さすがに医師国家試験を意識せざるを得ません。

僕は、学生の頃、医師国家試験対策委員であったので、その経験を生かし、学生の講義(国試対策バージョン)を行っています。


 明日から3日間、医師国家試験が行われます。3日間で500問。自分との闘いです。

① 落ち着くこと。
② 自分がやってきたことを信じること。
③ 良く寝て、体調を整えること。

 大丈夫! それなりに準備したんだから。

最後は神頼みです。

 皆の代わりに天神様にお願いしてきました。



湯島天神 です。


みんな合格するよう祈願してきましたよ!


みんなの合格を予感させるように、梅の花が早くもちらほら
咲いていました。

 何かどうか言って、医者は体力勝負です。

この3日間に六年間の総力をぶつけてください。応援しています。