2013年5月31日金曜日

第35回日本癌局所療法研究会に参加しました。



 第35回日本癌局所療法研究会が神戸で開催されました。神戸大学肝胆膵外科教授 具英成先生が当番世話人で開催されました。昨年、具先生よりお声をかけて頂き、当院も施設会員となりました。

 今回は、小尾が肝臓一般演題の座長と進行肝細胞癌の治療のパネリスト、佐藤新平先生が頭蓋骨転移と頬骨転移のラジオ波焼灼術を発表しました。

神戸港の朝焼けです

 一般に進行癌は転移します。”癌は全身病” とたとえられることもあります。ですから治療の主軸は全身化学療法が良いというのが昨今の論調です。特に最近では癌のシグナル伝達系(細胞の表面から核に情報を伝える経路)をブロックする薬(分子標的薬)がたくさん開発され治療の主軸となってきています。

だいぶ明るくなってきましたね。
メリケンパークを海沿いにジョギングしました。
海風が心地よかったです。

 しかし局所療法をうまく取り入れることによってより、効果的に癌を縮小させたり、癌による症状を改善させたりすることができます。これらの医療は本邦の得意分野です。今回の研究会は主に外科系の先生が中心でしたが、消化器癌の局所療法について皆で討論しました。

 局所療法といえば、先日マスコミに取り上げていただいた無痛ラジオ波焼灼療法を行う佐藤新平先生の勇姿が関係各位のご厚意により、You tubeでみることができます。是非ご覧になってください。

無痛ラジオ波焼灼療法の動画です。クリックするとご覧頂けます。

ジョギング途中に出会った大正時代建立の灯台
石と鉄のアート

 研究会も無事に終わりました。帰京前に三ノ宮で名物ソバ飯を頂きました。勇姿をご覧いただいた後はくつろぐ新平先生と河井先生です。めちゃ、おいしかったです。