2015年1月1日木曜日

あけましておめでとうございます

みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか?

平成27年 西暦2015年 の幕開けです。

皆様にとって、素晴らしい1年になりますよう祈願いたします。

八ヶ岳南麓(山梨県北西部)にある実家から見た初日の出です。

薄らと雪化粧するほど寒い朝ですが、暖かい日差しが新年を届けてくれました。



今日は、山里に伝わる風習を紹介したいと思います。

元日の早朝、集落(実家の辺りでは部落と呼んでいます)の氏神さまに、皆でお参りします。

家のすぐ裏に諏訪神社があります。諏訪信仰を中心とする神道が部落の信仰です。


午前8時に部落の人たちが集まってきます。社こそ建て直して新しいですが、周囲の石像がいにしえの姿をとどめています。


賀詞交換を行ってから、二礼二拍手一礼で、皆で氏神さまにお祈りします。


お祈りの後は、乾杯です。山里ですから魚は御馳走です。海に囲まれた世間では、「鰯の頭も信心

から」と、鰯の頭のようにとるにたらないようなものでも、信じる気持ちがあれば尊いものに見えると

いう意味で使われているようですが、この辺りは山里ですから魚は御馳走です。昔でも手に入った

煮干しを肴にして、お神酒を頂きます。

その後、”万歳三唱” して閉会です。


その後、部落の共同墓地に移動して、ご先祖様のお墓参りをして解散です。

以前に、撮ってあった部落の墓地の様子です。


厳しい自然の中で暮らしてきた人々の互助精神と信仰が、今の時代にも受け継がれています。

現代が失いかけている、重要な風習だと思いました。