この患者さんは、肝動脈塞栓術を繰り返していましたがコントロール困難となり当科紹介となりました。
術前のCTを提示します。赤マルのところが肝がんです。
肝臓の真ん中に大きな腫瘍があり周囲にもガンが多発しています。3コースのインターフェロン併用5FU動注化学療法で、ほぼ消失しました(下の写真)。腫瘍マーカー(AFP)も4916から7まで低下しました。この患者さんは初発から11年生存中です。
外科側の症例も、同様の治療法で門脈腫瘍塞栓が縮小して、当初、手術適応が無かった患者さんが手術可能となり切除できた例でした。
内科と外科がコラボレーションして、難治がんに挑む 良い例です。今後も一人でも多くの患者さんを救っていきたいと思います。
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