2009年10月17日土曜日

帝京大学ちば総合医療センターの学生講義

9月18日金曜日 帝京大学ちば総合医療センターで学生実習を担当しました。

 戸田信夫先生(元帝京大学ちば総合医療センター准教授 現三井記念病院消化器内科部長)と佐藤新平先生(元帝京大学ちば総合医療センター講師 現杏雲堂病院消化器肝臓内科医長兼内視鏡室室長)のご厚意により、母校で学生指導を行うチャンスを頂きました。医学部では最初の2年間は教養課程、3年目は基礎医学(解剖、生理、生化、薬理など)を学び、4年目から臨床医学(内科・外科など)を学び、5年目から病院実習、6年目は総まとめと国試対策を行うカリキュラムになっています。5年生の病院実習は5名程度のグループに分かれて行われます。帝京大学ちば総合医療センターの内科を周ってきた学生さん達に日頃の講義室では得られない現場の空気を教えるのが私の役割です。

 患者さんや病院のスタッフとの接し方は、当たり前ですが誰も教えてくれません。もう成人している訳ですから、「俺の背中を見てついて来い」といきたいのですがなかなかうまくいきません。ただ純粋な学生さん達なので教えれば良く理解してくれます。まさに山本五十六大将の「やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」です。

 病院実習を行っている学生さんたちは、あと1年半で医師として病院に勤務することとなるわけです。”どのような医師を目指すのか?”その為には”何をしなければならないのか?”当然ですが各学生それぞれが求めるものが違うわけですから、学生というある意味お客さんの立場(各科は自分の科に入局してもらいたいので勧誘に一生懸命です)で各科を体験して、自分の適性を自身で判断もらいたいと思います。

 講義終了後は、食事会で質疑応答(笑)です。姉ヶ崎駅前のひさまつです。

 それにしても"若い"というのは素晴らしい。無限の可能性を秘めています。「何科を志望しているの?」と聞くと全員が「まだ決まっていません」と返答しました。精神的に豊かな人となり、人々の健康を守る立派な医師に成長することを望みます。
 最後に実習を手伝ってくれた佐藤新平先生、帝京ちば総合医療センター 学生指導担当 田中輝行先生、消化器内科医局秘書の高木朋美さん ありがとうございました。

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