毎週火曜日は、北杜市立甲陽病院と山梨県立中央病院での診療のため山梨にいます。
甲府駅で”神明の花火大会”のポスターが目に留まりました。
丁度、今晩開催です。県下一の花火大会です。仕事を終わらせ会場に向かいました。
会場となる市川大門は、和紙と花火が特産です。武田信玄の時代から狼煙の生産を行って、発展しました。江戸時代は日本三大花火に数えられていたそうです。
日中の暑さが嘘のように、会場となる河原には、爽やかな風が吹き、日も沈むと一層涼しくなります。また都心とは違い、日没につれ真っ暗になります。
河川敷に集まった人々、暗くなるのを待ちわびています。
だいぶ暗くなってきました。鳳凰連山が背景です。日没とともに辺りは真っ暗になります。ネオンも少なく高い建物もありません。純粋に花火が楽しめます。
お待たせしました。花火大会の始まりです。神明の花火大会、出だしはいきなり二尺玉です!
玉の直径60cm、重さ50kgだそうです。この巨大な花火玉が、ドンッという鈍い音とともに夜空に打ちあがりました。ヒューゥーという音とともに人魂のように真っ赤になって、これでもかとグングン上ります。
そして炸裂しました。ドバーン!って感じです。重低音を伴った爆音が大地を震わせます。そして裏山から音が共鳴し大迫力です。
二尺玉が炸裂した瞬間です。これから大輪はどんどん広がりました。その直径は何と500mに及ぶそうです。
大輪が観客席を覆うように降り注いできました。最後のチリチリチリという音が耳元で聞こえます。まるで花火の中にいるような感じです。さすが二尺玉、ど迫力です!
今夜は、爽やかな夜風にも恵まれ、全く暑くありません。花火の煙も、程よく流れて最高のコンディションです。
スターマインや競技花火などに続いて、メッセージ花火というのがありました。これは個人がメッセージを添えてスポンサーになるという企画です。アナウンサーが個人のメッセージを熱っぽく読んでくれます。その後、花火が打ちあがるというものです。
中には、毎年プロポーズもあるそうです。今年はプロポーズのメッセージ花火が5発(5組)ありました。数年前のここ(花火大会)で出会い、愛を育んで、出会ったこの花火大会で結婚を申し込むという、微笑ましい話です。
花火師さんも洒落たもんで、ハート型の花火を上げて、二人の愛を盛り上げます。会場全体から「結婚しろよー」とか「おめでとうー」とかシュプレヒコールがさらに盛り上げます。だから、プロポーズの成功率は100%らしいですよ。
その後も色とりどりの花火が夏の夜空に舞いました。周囲が暗いため、色彩や明暗の幅が広いこと、そして山々に響き渡る重低音と、最後のチリチリチリという散り際の微細な音まで堪能できます。
往復の電車(甲府から身延線で25分)が、東京のラッシュアワー並ですが、機会があれば是非皆さまもお越しください。毎年花火の日(8月7日)に開催だそうです。
何枚か花火のお土産です。(花火に夢中であまり撮れませんでしたが・・)
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