がん 最新治療&予防 全国名医307人 (角川SSコミュニケーションズ出版)に、当科の肝がん治療が掲載されました。

今後も難治がんに挑んでいきます。
佐々木研究所附属杏雲堂病院を中心に 肝臓内科・消化器内科の出来事やお知らせを紹介します。さらに私、小尾の周辺の出来事も追加。 晴耕雨読は現在の理想です。


肝臓の真ん中に大きな腫瘍があり周囲にもガンが多発しています。3コースのインターフェロン併用5FU動注化学療法で、ほぼ消失しました(下の写真)。腫瘍マーカー(AFP)も4916から7まで低下しました。この患者さんは初発から11年生存中です。
外科側の症例も、同様の治療法で門脈腫瘍塞栓が縮小して、当初、手術適応が無かった患者さんが手術可能となり切除できた例でした。
内科と外科がコラボレーションして、難治がんに挑む 良い例です。今後も一人でも多くの患者さんを救っていきたいと思います。