9月26日土曜日 東京大学消化器内科 25研 肝臓グループの関連病院会議が行われました。
東京大学消化器内科 25研の先生方、東大医科研病院 加藤直也先生、国立国際医療センター 今村雅俊先生、JR東京病院 赤松雅俊先生、関東中央病院 小池幸宏先生、日赤医療センター 吉田英雄先生 谷口博順先生、都立駒込病院 今村潤先生、当院からは私と佐藤新平先生が参加しました。
近状報告と多施設共同臨床試験の進捗状況と問題点が議論されました。地道な努力ですが、肝癌撲滅のため皆で力を合わせ頑張ります。
2009年10月18日日曜日
2009年10月17日土曜日
帝京大学ちば総合医療センターの学生講義
9月18日金曜日 帝京大学ちば総合医療センターで学生実習を担当しました。
講義終了後は、食事会で質疑応答(笑)です。姉ヶ崎駅前のひさまつです。
戸田信夫先生(元帝京大学ちば総合医療センター准教授 現三井記念病院消化器内科部長)と佐藤新平先生(元帝京大学ちば総合医療センター講師 現杏雲堂病院消化器肝臓内科医長兼内視鏡室室長)のご厚意により、母校で学生指導を行うチャンスを頂きました。医学部では最初の2年間は教養課程、3年目は基礎医学(解剖、生理、生化、薬理など)を学び、4年目から臨床医学(内科・外科など)を学び、5年目から病院実習、6年目は総まとめと国試対策を行うカリキュラムになっています。5年生の病院実習は5名程度のグループに分かれて行われます。帝京大学ちば総合医療センターの内科を周ってきた学生さん達に日頃の講義室では得られない現場の空気を教えるのが私の役割です。
患者さんや病院のスタッフとの接し方は、当たり前ですが誰も教えてくれません。もう成人している訳ですから、「俺の背中を見てついて来い」といきたいのですがなかなかうまくいきません。ただ純粋な学生さん達なので教えれば良く理解してくれます。まさに山本五十六大将の「やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」です。
患者さんや病院のスタッフとの接し方は、当たり前ですが誰も教えてくれません。もう成人している訳ですから、「俺の背中を見てついて来い」といきたいのですがなかなかうまくいきません。ただ純粋な学生さん達なので教えれば良く理解してくれます。まさに山本五十六大将の「やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」です。
病院実習を行っている学生さんたちは、あと1年半で医師として病院に勤務することとなるわけです。”どのような医師を目指すのか?”その為には”何をしなければならないのか?”当然ですが各学生それぞれが求めるものが違うわけですから、学生というある意味お客さんの立場(各科は自分の科に入局してもらいたいので勧誘に一生懸命です)で各科を体験して、自分の適性を自身で判断もらいたいと思います。
講義終了後は、食事会で質疑応答(笑)です。姉ヶ崎駅前のひさまつです。
それにしても"若い"というのは素晴らしい。無限の可能性を秘めています。「何科を志望しているの?」と聞くと全員が「まだ決まっていません」と返答しました。精神的に豊かな人となり、人々の健康を守る立派な医師に成長することを望みます。
最後に実習を手伝ってくれた佐藤新平先生、帝京ちば総合医療センター 学生指導担当 田中輝行先生、消化器内科医局秘書の高木朋美さん ありがとうございました。
2009年10月4日日曜日
”内科” の掲載
臨床雑誌”内科”Vol.104 No4 2009年10月号(南江堂出版)の、「特集 肝癌撲滅最前線」に、佐藤新平先生の論文と小尾が参加させていただいた座談会が掲載されています。
佐藤新平先生は、≪進行肝癌に対する新たな展開≫の項でインターフェロン併用5-FUの臨床成績の論文を担当してくれました。小尾は、座談会に参加させていただきました。正念場を迎えた肝癌撲滅戦略というタイトルで、山梨県特別顧問 小俣政男先生が司会をされ日本大学消化器外科の高山忠利先生、東京大学消化器内科の椎名秀一朗先生そして私の4人での座談会内容が掲載されています。
以前にも記載しましたが今まで増加の一途であった本邦の肝がん死亡者数は減少に向かいました。原因となるウイルスが同定されウイルス感染阻止、感染駆除、炎症の制御を行うことや、スクリーニングシステムの確立、治療技術の向上など、多くの人々の努力の結晶の賜物です。今後も更なる努力を重ね肝がん撲滅に向けて邁進したいと思います。
佐藤新平先生は、≪進行肝癌に対する新たな展開≫の項でインターフェロン併用5-FUの臨床成績の論文を担当してくれました。小尾は、座談会に参加させていただきました。正念場を迎えた肝癌撲滅戦略というタイトルで、山梨県特別顧問 小俣政男先生が司会をされ日本大学消化器外科の高山忠利先生、東京大学消化器内科の椎名秀一朗先生そして私の4人での座談会内容が掲載されています。
以前にも記載しましたが今まで増加の一途であった本邦の肝がん死亡者数は減少に向かいました。原因となるウイルスが同定されウイルス感染阻止、感染駆除、炎症の制御を行うことや、スクリーニングシステムの確立、治療技術の向上など、多くの人々の努力の結晶の賜物です。今後も更なる努力を重ね肝がん撲滅に向けて邁進したいと思います。
2009年10月3日土曜日
SURF トライアル記念肝癌学術講演会のお知らせ
臨床試験に関連してもう一つの比較試験を紹介します。
SURF(サーフ)試験です。
SURF=Efficacy of Surgery vs Radio-frequency ablation on primary hepatocellular carcinoma
初発肝細胞癌に対する肝切除とラジオ波焼灼療法の有効性に関する多施設共同並行群間無作為化比較試験
どういう試験か? 2005年版肝細胞癌治療アルゴリズムによると肝障害度Bで2cm以内単発もしくは肝障害度A,Bで3cm以内2-3個の場合、肝切除とラジオ波焼灼療法は併記されていて、どちらの治療法の方がより有効なのか不明です。長らく学会で討論されていましたが、これも質の高い比較試験を行わなければ結論を導くことが出来ません。そこで東京大学病院の肝胆膵外科と消化器内科が中心となり多施設共同で比較試験を行うことになりました。初発の肝細胞癌で肝機能や腫瘍径・個数などが基準を満たす患者さんは、無作為に治療法が振り分けられ安全性と有効性が検討される試験です。
この試験に先立って”SURF トライアル記念肝癌学術講演会”が東京大学鉄門記念講堂で10月24日に開催されます。詳細は東大病院のお知らせを参照下さい。四柳宏先生、斉藤明子先生、有井滋樹先生、國土典宏先生、長谷川潔先生、椎名秀一朗先生、幕内雅敏先生(発表順)が講演されます。
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