2010年4月30日金曜日

海へ


4月29日木曜日 (雑記)
 海を見たくなりました。海のない山梨県に育ったので、海はいつも憧れの場所です。
 
 今回の目的地は都立お台場海浜公園です。やっぱり海は砂浜があって、波打ち際に行けないとね、こんな条件を最も近くで満たしてくれるのがお台場の海浜公園です。
 
 コースは人形町から新大橋通りを南下して晴海通りに入り有明テニスの森の横を抜けてお台場です。

晴海通りから有明に向かう歩道

 綺麗に整備されてあり、しかも連休なのに、ご覧のようにほぼ貸切状態です。最高のジョギングコースでしょ。昨日はちょっと南風が強かったけれど、その分、暖かかったですよね。途中、カモメが強風にもめげず飛んでいました。ジョナサンかも?僕も生き方を見つけながら走りを極めたいと思います。



晴海大橋から東京湾を望む



 晴海大橋は晴海を跨ぐように架けてあり最高の眺めです。南側を渡ると東京湾が一望です。遠くにレインボーブリッジが見えます。今回の目的地はレインボーブリッジの袂、お台場です。


お台場海浜公園のアプローチ


 やっと、到着しました。お台場海浜公園のアプローチです。光り輝く太陽と砂浜、それと青い海のコラボレーションです。

お台場海浜公園の波打ち際

 波打ち際に着きました。人工の渚ですが、逆に都市計画の一部を構成しているので、周囲との調和がとれて美しい景観です。何より青い空と青い海の開放感は最高です。

 帰りは、連休で混雑しているユリカモメに揺られ新橋経由で地下鉄で帰りました。東京の街中ジョギングの利点は、交通網が整備され、何時でも何処からでも帰れることです。案外、遠くまで行けますよ。

今回の走行距離8.1km, 走行時間1時間5分, 走行時速7.5km/hr. (強風のためいつもより0.5km/hr結果的にペースダウンしていた。), 消費カロリー694キロカロリー, 燃焼脂肪量49.6gでした。

2010年4月27日火曜日

有酸素運動していますか?

4月25日 日曜日 雑記

 こんにちは、皆さん。唐突ですが、有酸素運動していますか?

 無理のない範囲で、体を動かして酸素をいっぱい吸って、血液をグルグル循環させて、体の隅々まで酸素を送り届けましょう。眠っていた動物としての原点が蘇りますよ。


 毎週水曜日に甲府で一般外来で診察していますが、元気なお爺ちゃんやお婆ちゃんの特徴は、心臓が元気で血管がスベスベで血液がサラサラなんです。この要素、ある程度自分の努力(というほどでも無く、ちょっとした心がけ)で、手に入れることが出来ます。それもお金を掛けずに。


 ちょっと食べるものを選んで、ちょっと食べ過ぎや飲みすぎに注意するばいいんです。買いすぎなくて良いわけですから食費も安くて済みますよね。飲みすぎのコントロールは僕自身も難しいですが、体に良くて財布にも良いわけですからね、セーブしましょうね(自重自戒)。


 それと適度の運動です。運動中、会話できる程度が簡単な目安だと思います。ですから、全く運動していない方は、まず散歩から始めてみてください。これもお金はまったく掛かりません。いつでもどこでも出来ることがポイントです。ストレス発散になり身も心も綺麗になりますよ!

 でも現実は厳しいですね。かく言う自分も、ジュネーブに出張中(今月初め)は、ホテルのジムで、毎朝、1時間走っていたのですが、帰国後は忙しくて、それに天気も悪くて・・・(理由はいくらでも挙げられます)・・サボっていました。しかし、日曜日の午後、燦々と降り注ぐ春の日差しに誘われて、ジョギングをしました。コースは人形町から浅草雷門往復です。



 i-podを病院の机に忘れてしまい音楽なしでしたが、休日ののんびりした街の雑踏をBGMに、爽やかに走ることが出来ました。流れる風景や人々の生活があり、何よりも暑くも寒くもない日差しの下で自分のペースで走れる解放感は格別です。

 江戸通り(今回のジョギングコース)の街路樹です。新緑が眩しいぐらいです。生命の息吹が感じられます。皆さんもいかがですか?

 今回の走行距離7.4km, 走行時間55分, 走行時速8.1km/h, 消費カロリー629.7キロカロリー, 燃焼脂肪45gでした。生ビール3杯分のカロリーです。

2010年4月24日土曜日

第96回日本消化器病学会総会に参加 (仕事)

4月22日(木)から24日(土)まで 第96回日本消化器病学会総会が新潟市で開催されました。


 当科からは、小尾が「進行肝細胞癌の集学的治療の現状」と「進行肝細胞癌における分子標的薬の役割」を発表。また元山天佑先生が佐藤新平先生の指導の下「切除不能胆道癌に対するIFN併用5FU動注化学療法」を発表、さらに大木隆正先生が三井記念病院の斉藤圭先生と「限局性巨大リンパ浮腫を呈した高度肥満を有するC型肝硬変症の一例」を発表しました


 「進行肝細胞癌の集学的治療の現状」はパネルディスカッションで発表しました。例え進行がんであっても科の領域を超えてそれぞれの得意分野で力を合わせれば患者さんの予後が改善するという内容です。当科で動注化学療法を行って縮小したが消えきらない残存した癌は東京医科歯科大学の有井教授に切除して頂いています。このように内科と外科が協力して命を伸ばすことが重要であると考えています。


 「進行肝細胞癌における分子標的薬の役割」は当科でのソラフェニブ=ネクサバールの使用経験から肝機能(Child-Pugh 5点と6点)によって副作用が異なることを発表しました。近い将来、腫瘍細胞のシグナル伝達系が更に解明され分子標的薬も進歩し効果が高く副作用が少ない抗がん剤治療が幕開けすると予感しました。


 元山天佑先生は今回が初めての口演です。一生懸命発表の練習をしていました。


「邪魔しないでくださいよ~」と言う元山先生



 「切除不能胆道癌に対するIFN併用5FU動注化学療法」は、胆管細胞癌や胆のうがんにIFN併用5FU動注化学療法を応用した結果を発表しました。局所制御は良いのですが遠隔転移に弱く、若干課題が残りました。練習の甲斐があったことと周りの応援団もあって無事発表が終わりました。



発表を終えてホッとした元山先生を囲んで(小尾・元山先生・新平先生)


 三井記念病院の斉藤圭先生は、以前当院で大木隆正先生が受け持った限局性巨大リンパ浮腫の症例報告をしてくれました。「限局性巨大リンパ浮腫を呈した高度肥満を有するC型肝硬変症の一例」は世界的にも珍しい経験です。患者さんによくなって欲しいという大木先生の努力の賜物です。



発表中の斉藤圭先生

 学会2日目終了後、東京に帰る前に、新潟駅前の居酒屋「鯛や 新潟店」で反省会及び打ち上げを行いました。鯛やドロ海老、のどくろ等、日本海の幸と新潟の地酒を頂きました。

日本海の幸を前に山葵をおろす手に力がこもります。


自衛隊中央病院の河井先生と佐藤新平先生

元山先生と駒込病院の今村潤先生

 有意義な学会でした。留守を預かってくれた隆久先生、菅田先生どうもありがとうございました。お土産は新潟名物笹団子にしました。

2010年4月22日木曜日

溜めると駄目ですね


4月22日木曜日 雑記
 このブログを訪ねてきてくれた皆さん、こんにちは!

 更新が滞ってしまいごめんなさい。やっぱり溜めると駄目ですね。溜まった分を片付けてからと思うと、更に筆が(今ではキーを押す指がかな?)重くなり本日に至りました。このままでは、永遠に更新されず、このブログは消えてしまいます。多くのブログがこのような問題に突き当たり消えていったと思います。
 お陰様で案外多くの方が楽しみにしてくれていて、最近忙しいんですね、更新が滞っていますね。と声を掛けてくれます。元々このブログを立ち上げた理由は、ゆっくり皆さんとコミュニケーションがとりたいと思い始めたものです。きっかけは徳島大学外科(島田光生先生)のホームページにあるブログです。それまでの僕のブログに対する認識は、何で自分の日記を公開するんだろう?という誤った認識だけでした。しかし徳島大のブログを見て認識が変わりました。医療崩壊と言われ、忙しくて辛い地方の国立大学病院(失礼ですが…)の、それも外科で、あれだけ若い先生を集め、技術と学問を極めようとしている姿が、ブログからひしひしと伝わってきて感銘を受けました。比較的単純な僕はそのブログを見て、及ばずながら僕も頑張ろうと思って始めたんです。“初志貫徹”しなきゃあね。日頃のコミュニケーション不足を文明の利器を使って補いたいと思います。  
 しかし、日々思うことを書いていくのは大変です。まず溜めたら溜まった分を片付けてと思っちゃうんですね、几帳面ですから。まず一つ一つ片付けて、出来事が時系列で並んでいないと嫌なんです。職業病ですね。まとめて書こうとすると、今度は時間がない。それで後回し。これを打開するには時系列に拘らないことですね。気が向いた時は小まめに、そうでない時(もちろんそういう時もあります)は、大雑把に、それで良いと決めました。気持ちを正直に伝える方がコミュニケーションのツールとしては大事なんです。もう一つの大変な理由、それは自分を曝け出すということです。コミュニケーションをとるということと相反するようですが、正直に言えば不特定多数の人に自分の気持ちや感情を伝えるのはどうかな?と思いますよね。でも、また人の輪が広がり、和も拡がることを期待して、ポジティブに考えることに決めました。
 タイトルは消化器・肝臓内科トピックスとなっていますが、仕事の内容のみにとらわれず自由な発想で続けて生きたいと思います。そのためお気づきと思いますが口語調にしました。親近感を高めるためです。失礼な表記があればご容赦下さい。和を拡げるコミュニケーションのツールとして活用していきたいと思います。一応、文面の最初に仕事関係ならお仕事、その他であれば雑記と区分けを記載します。ブログの管理が大変なので皆様からの書き込みが出来ないように設定されています。申し訳ありませんが、ご意見やご感想があればメイル obishun@gmail.comまでお願いします。これからも宜しくお願いします。(消化器病学会の帰り、新幹線の中で) 


写真は、第96回日本消化器病学会総会が開催されている新潟県民会館前の桜並木(今年の春は寒く例年より10日も遅い満開だそうです。)と地元出身の彫刻家早川亜美氏(彫刻諸会派に属さず独自の芸道に励んだそうです)作の彫刻”みちびきの像”です。満開の桜の下、先生が子供達を導いています。