みなさん、こんにちは。
今日は、医学部学生実習 Spring Camp in Yamanashi の案内 です。
医療は、人 で成り立っています。ですから、人を育てる ということは、とても重要なテーマです。
一昔前は、徒弟制度。先輩に煙たがられても、くっついて、全てをまねるところから始まりました。今は、教育カリキュラム が構築されています。またそのカリキュラムが公表され、学生が、どこで初期研修を行うか、自由に選べるシステムになっています。
そこに競争原理が働き、カリキュラムは改善されていきます。当然、良いカリキュラムがある施設にはガッツのある学生が集まるという構図になりますね。
以前、紹介した旭中央病院もその一例です。それこそ30年以上前から、屋根瓦方式の 重層教育 があり、地方の基幹病院であったため症例が豊富で、救急も全科みる。医者は全員、院内寄宿舎生活。房総半島のはずれ、田舎でも、全国から若いガッツのある医師が集まり研修していました。
教える側も大変です。医学部では、教育方法は学びません。僕なりに、教えることが上手(=教えることが好き)という先生の技術を学びます。
その先生の口癖です。
「教えることは、わからなかった人に、わかって頂ける喜びなんだ」
「学生さんにわかって頂けるように、説明しなさい」
「学生さんがわからないのは、教え方が悪いんだ」
自然体で教育するには、まだまだ未熟な僕です。自分が学生だったら、何をして欲しいか?
人それぞれだと思いますが、教師(医学部の場合、医者)もいろいろなので、あまり気負わずやるしかないかな と思っています。
3年前から帝京大学と東京大学、1年前から香川大学、今年から山梨大学。合わせて4校で非常勤講師を務めさせて頂きます。お互いに頑張りましょう。
山梨県立中央病院には、優れた教育カリキュラム・重層教育・豊富な症例・寄宿舎があります。自分の将来は、自分の眼でみて決めたほうが良いと思います。興味にある学生さんは、是非、 Camp に参加してください。詳細はこちら。
下の写真は、山梨中央病院における 学生実習の一コマです。病棟回診のあと、ヘリポート見学です。甲府盆地が一望です。ここに住む、住民の未来を担う若者達です。
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