2009年11月18日水曜日

帝京大学ちば総合医療センターの学生講義

10月23日金曜日

 帝京大学ちば総合医療センターで1ヶ月に一度、学生講義を担当しています。医師となる心構えを中心に人間学そして医師国家試験対策など肝臓から少し離れて、私しか出来ない(しない?)講義を目指しています。講義の後半は腹部超音波の実践演習です。学生さんがお互いに腹部超音波検査を行い肝臓をはじめ腹部臓器に親しんでもらいます。
実習後は恒例(?)の質疑応答です。内科実習恒例の”質疑応答at 居酒屋さん”を聞きつけ他科を回っている学生さんも参加し賑やかでした。彼ら彼女らが明日の医療を支えてくれます。これからが更に楽しみです。

学生さんから頂いたコメントです。

先日は僕ら学生を食事に誘って頂きありがとうございました。長年いろいろな先生にご指導いただきましたが、小尾先生のように耳を傾けたくなる先生は初めてお会いした気がします。
今でも「なるほど!」と思える先生のお話を思い出します。
● 病棟で見るカルテも、ただのデータじゃないんだ。偶然見かけた生年月日も、誕生日だったら患者さんにひとこと「おめでとう」って声かけるんだよ。自分だったら嬉しいよね。
● 先生って呼ばれるからって、自分がえらい訳じゃないんだ。僕が君たち学生と楽しくお酒を飲めるのも、いま看護師が僕の目となり耳となって、患者さんを見守っていてくれるからなんだよ。
掃除のおばちゃんだって、患者さんが気分が悪いときに知らせてくれるかもしれない。そうやって、人とのつながりが最終的には患者さんの役に立つこともあるんだよ。おごっちゃいけない。大切なことだよ。

僕らも先生とお話しできて、ちょっと成長できた気がします。
また機会がありましたら、お食事にご一緒させてくださいね。楽しい時間をありがとうございました。  
帝京大学医学部 学生一同

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