いかがお過ごしですか?
今日は、午前、午後ともに化学療法のコンセンサスについての会議でした。
がん治療に限らず、種々の疾患の治療ガイドラインが、無作為比較試験で制定され、しかも随時更新されています。
もちろん肝臓がんの治療も同様です。
当たり前といえば当たり前かもしれませんが、無作為比較試験の最終評価項目は有効性(生存率とか腫瘍制御率など)です。例えばAという薬の生存期間中央値が7カ月だったとします。Bという新薬が登場し、無作為比較試験で統計学的有意差を持っていれば、わずか1カ月の延長でも、BがAにとって代わるわけです。
しかし、ここで一つの問題があります。経済的概念が全く考慮されていないことです。
そもそもガイドラインという考え方は、先進国の押し付けです。
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