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2014年6月4日水曜日

甲州街道から中山道、東海道を経て京の都へ

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

 さて明日からは、私たち、肝癌に興味がある医師たちの年一回の祭典である ”日本肝がん研究会” が、京都で開催されます。

3000m級の山に囲まれた甲州から、都を目指すのは、信玄公の時代から今もって大変です。




1. 東京に一旦戻る(甲州街道から東海道)
2. 富士川を下り、駿府から東海道へ
3. 甲州街道から中山道そして東海道へ

新幹線のお蔭で、どのコースで行っても、時間はあまり変わりません。
木曽谷の車窓を優先して③のコースを選択しました。



実は ”乗り鉄” ですからね。

 お昼過ぎに、甲府駅を出発です。先ず、甲州街道沿いに、甲府-韮崎-茅野-上諏訪-塩尻まで、
中央東線 特急あずさ号 です。



滑り出しは順調です。信州に向けて、快調に飛ばしていきます。記録的大雪の中、6時間以上かけて歩いた道のり (小淵沢から茅野間) を、特急あずさは、わずか13分で走破。早っ!

あっという間に塩尻です。

塩尻では、中央東線から中央西線に乗り換えます。今度は、中山道沿いに、塩尻-奈良井-木曽福島-馬篭-中津川-名古屋と進みます。

中央西線は、特急しなの号です。



ワイドビューしなの号です。木曽谷を滑るように駆け下っていきます。




列車の最後方からみたパノラマです。もっとゆっくり走って、ここがオープンデッキだったら、もっと良いと思います。

1日に1本ぐらい、観光列車を企画してくれないかなぁ って、いつも思います。窓が開かないので、車窓が綺麗に撮影できませんが、雰囲気をお伝えしますね。


この写真は奈良井宿 (rail magazineより)です。 山々の谷合に古民家の集落があります。心落ち着く風景が続きます。

 ラウンジカーは、木曽檜をふんだんに使ったシックな内装で出来ています。窓からは木曽谷を渡るマイナスイオンたっぷりの風が心地よく吹き込んできます。甲州と信州には、ワインや地酒、美味しい山の幸があります。それを木曽漆器の器に盛って、自然の移ろいの中を、ゆっくり移動できたら・・・夢の中です。

名古屋からは旅情を完全に剥ぎ取られた新幹線に乗り換えて、あっという間に京都着です。


京都駅では、ほぼ同時刻に甲府駅を出られて、②のコース (身延線経由)を選択された小俣先生とお会いしました。


夕方からは、肝動注療法勉強会(於 メルパルク京都)に参加しました。肝がん研究会の前夜に集まって、勉強会と宴会があります。動注のカテーテルの手技について講演させて頂きました。


講演後、肝癌研究会のオフィシャルな宴に参加させて頂きました。今回の会長は近畿大学の工藤正俊先生です。"近大マグロ" (近畿大学がマグロの完全養殖に成功)が振る舞われました。解体ショーの入刀儀式は、小俣先生。冷凍されていない生マグロを美味しく頂きました。



その後、モリタ屋さん で肝動注療法勉強会のメンバーと合流しました。こちらも宴たけなわ。なんとかお開き前に間に合い義理が果たせました。


モリタ屋さんのアプローチ
京都の風情満点です。

肝動注療法勉強会の宴会
日頃の疲れを癒し、明日への鋭気を養ってくださいね。

梅雨の京都タワー
路が濡れて光が反射して、面白い画になりました。

明日も頑張りましょうね!

2014年6月3日火曜日

新人歓迎会

みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか?

この4月から、山梨県立中央病院 内科(消化器) に新メンバーが加わりました。

浅川岳士先生 道志村診療所や飯富病院で、実地医療に貢献され、この4月から仲間入り。

原井正太先生 学生時代は野球部、山梨大学病院より、この4月から仲間入り。

これからも、皆で力を合わせて、患者さんの切なる希望を実現するために、心を込めた技術と知識で切らずに直す” をモットーに消化器疾患に挑みます。

どうぞ宜しくお願いします!


宴席の写真ばかりですいません
小尾個人のブログなのでお許し下さいね
僕が呑兵衛ということで・・・



2011年8月7日日曜日

絶滅危惧種と三ツ星

8月7日 日曜日

昨日、大阪にてネクサバール発売二周年記念講演会が開催され、パネリストの一人として参加しました。

ネクサバール(=Sorafenib)は、肝細胞癌に適応のある唯一の分子標的薬です。癌細胞の増殖やがん細胞を養う栄養血管の成長を支配する指示系統を遮断してくれる薬です。いわばリレーのバトンを渡せないように邪魔をする、癌細胞にとってはかなり嫌な奴です。

ネクサバールが日本の医療現場に登場して、二年が経過し一万人を超す患者さんに処方されたそうです。使い方、特に副作用対策など医療者側もだいぶ手馴れてマネージメントできるようになってきました。次のステップは、どのような状態の肝がんに使えばもっとも有効なのか?今回の議論の的でした。

肝がんが転移した場合は、肝機能が許せば文句なくソラフェニブですが、さらに転移のない状態で使えばもっと良いのか?特に繰り返しTAE(肝動脈塞栓術)やHAI(動注化学療法)を行っている集団が、ネクサバールの前倒し使用のターゲットとなっているわけです。

どの時点で既存の治療からネクサバールに切り替えるのか?ちょっと業者主導の感は否めませんが、灼熱大阪の外気に負けない熱い討論がなされました。本当は、学会のパネルディスカッションで討論すれば、もっと本音でフェアな討論が出来ると思います。近頃の学会はパネリストが多すぎでパネル提示のみでディスカッションがないのが現状です。フロアの先生方も大人しく(ネット世代のためか)匿名化しないと何も言えないようです(ちょっとグッチになっちゃった)。何はともあれ、ある程度時間を使って討論が出来たこと、結果として何となくコンセンサスが得られたことが収穫でした。

僕は絶滅危惧種である動注化学療法を代表してパネル発表しました。動注化学療法はその手技とメンテナンスが煩雑なうえ、標準化されていないため、海外では全く認知されていない(真似できない)治療法です。もちろん日本でも限られた施設の限られた医者がやっているのが現状です。標準化されていないということは種の保存、繁栄を怠っているので絶滅危惧種になるわけですね。でも逆を言えば、バイトのお兄ちゃんでも一定の味が出せるファミリーレストランを目標とするか、熟練した職人技で三ツ星を狙うか、動注屋は後者のイメージが強い集団です。その動注化学療法がはるかに簡便な内服薬であるネクサバールのターゲットになるのも道理です。でもどっちが本当に患者さんにとって良いのか検証する必要があります。現在比較臨床試験を行っています。どっちが美味しいか?近い将来患者さんが決めてくれます。



講演会終了後、阪大外科の永野先生、香川県立の高口先生達と大阪丸ビル地下のたこ焼き屋さんに行きました。ここは自分でたこ焼きを焼くことが出来ます。さすがは地元大阪出身の永野先生は鮮やかな手つきでたこ焼きを焼きます。コツはどうやら待ち、と押し込み、そして回転のようです。子供のころから家庭で焼くそうです。僕らは危うくもんじゃ焼きになりそうでした。レモンサワーの清涼感とともに夏の暑い夜は更けていきました。

ブログの更新を怠っていたことからもお解りになるように、ちょっと忙しかった・・です。暑さや忙しさを理由にサボっていたいたジョグ、今朝は行きましたよ!大阪駅前から御堂筋を難波まで往復、名付けて夏の大阪満喫コース。昨日のレモンサワーが出てきたのか?爽やかなレモンの香りのような汗をいっぱいかいて・・・。

新幹線で東京に戻っています。

2011年6月1日水曜日

129年目の創立記念日

6月1日水曜日 

当院は、明治15年に創立された老舗病院です。今日を迎えられたのも、患者さんに必要とされ支えて頂いた賜物です。心より感謝いたします。



創立記念日の企画として“がん講演会”が開催されました。

トップバッターとして、当科から佐藤新平先生が 難治がんにラジオ波で挑む という講演を行いました。
他施設で断られた患者さん(頭蓋骨転移や頬骨転移、腎転移症例など)を 無痛ラジオ波 で見事に治療した患者さんを提示しました。講演会にいらっしゃった皆様に理解して頂けるように、心に響くように、患者さんの声も入れて、講演してくれました。理解を助け、笑いと感動の涙を誘うスライド作成を手伝ってくれたのは、当科のアイドル高木さんです(ありがとうね)。

講演中の佐藤新平先生です

佐藤新平先生は、2年前に当院に赴任してくれました。ラジオ波による悪性腫瘍の治療を専門としています。
ラジオ波焼灼療法の問題点の一つであった治療中の痛みを、麻酔科の先生と協力して上手くコントロールすることによって、安全かつ十分な治療を行っています(ラジオ波紹介のページ)。

佐藤先生の講演に続いて、当院婦人科の坂本先生が若年子宮頸がんの最近の治療戦略 PDTで治療することによって、妊娠や出産が可能というデータを示してくれました。
さらに がん研有明病院化学療法科・血液腫瘍科部 畠清彦先生 が “抗癌剤治療におけるチームと活性化”という内容で講演してくれました。がん研有明病院で、どういう問題点があって、どのように抗癌剤治療におけるチームが形成されていったのか、結果として抗がん剤治療がいかに安全に効果的に治療できたのかを、熱演してくれました。

このあとお向いさんの明治大学1階のパンセで懇親会が開催されました。

2010年8月18日水曜日

山梨帝京医会で講演

8月7日土曜日

 山梨帝京医会で講演させて頂きました。この会は、帝京大学出身で山梨県在住の先生方が同窓会を兼ねて、勉強会を開催している会です。

 今回、会長の溝部医院 溝部政史先生に母校同窓会で講演する機会を与えて頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

 この会では、内科の先生だけでなく、外科、小児科、眼科、リハビリ科など、ご参加いただいた先生方の専門分野は多彩ですので、皆さんの役に立つ内容にしようと留意しました。
 前半は、他科の先生にも知っていていただきたいC型肝炎からの肝発癌についてお話させていただきました。山梨県は九州に次いでC型肝炎の感染率が高い地域ですから、お役にたてたのではないかと思っています。
 後半は、帝京大学バーチャルツアーです。教養課程のあった八王子校舎の今と、新病院が完成し生まれ変わった帝京大学病院を、スライドで紹介させていただきました。もちろん昔遊んだ十条界隈の街並みも含めて。
 もう還暦を過ぎた先生方もいらっしゃったので、特に後半は好評でした。喜んでもらえて良かったです。

 当日は、市川大門の花火大会(山梨で最も大きい花火大会)でしたので、花火に負けないプレゼンを心がけました。


新明の花火(市川三郷町のホームページより)


 プレゼンといえば、この日は中央本線の相模湖付近で倒木があり、始発から午前11時ごろまで不通になっていました。当然ダイヤは大幅に乱れていたため予定より2時間早く東京を発ちました。何とか特急に乗れて、さあスライドの仕上げをしようかと思ったら、なっ何とスライド を入れたUSBを病院のパソコンに差し込んだまま忘れてきてしまいました。さあ、大変です。電車の中でスライドを仕上げるつもりだったので甲府に着いてからでは間に合いません。しかも三鷹を過ぎてから気づきました。電波が届く限界の高尾までは、あと15分ぐらいです。

 土曜日の午後、残業していた入退院係の滝さんにお願いして、メイルで転送してもらいました。全てをダウンロードしたのは高尾の山々が間近に迫っていました。滝さん、助かったよー。

 ある江戸職人さんの言葉です。「段取り8割、本番2割」。本当ですね、以後気を付けます。

2010年8月1日日曜日

第3回新肝臓病研究会

7月30日 金曜日

 皆さん、こんにちは。暑中お見舞い申し上げます。


 暑い日が続いていますね。やっぱり、冷夏よりも猛暑のほうが夏らしくていいと思うんですよね。季節ははっきりしているほうが僕は好きです。


 一日建物の中で仕事をしていますから、たまに外に出るとその日の天候を楽しむようにしています。ジリジリした暑さ、冷房で閉ざされた毛穴が全開してくるのが感じられ気持ち良いです(でも、もうおじさんですから他人には迷惑か・・)。


 御茶ノ水橋の袂、神田川の斜面が小さな雑木林になっていて蝉の大合唱を聞くことが出来ます。ずっと我慢して地上に出てきたセミ達は、わずか一週間しかない残りの生命の中で求愛します。あの鳴き声は雄が雌に自分がここにいますよというメッセージなんです。だからセミも必死に鳴いているんですね。



御茶ノ水橋から見た神田川


 いろいろあって更新できなかった分は、徐々に書いていきますね。


 7月30日金曜日は、国立がん研究センター中央病院にて、多施設共同の臨床試験について会議がありました。その内容は改めて記事にしますが、分子標的薬を既存の治療法に上乗せして治療効果が更に良くなるか検討する試験です。その後、山梨に向かいました。


 山梨県立中央病院のホールにて第3回新肝臓病研究会が開催されました。




 前半は、TAE Failureとは?という共通演題で、山梨大学医学部付属病院第一内科の浅川幸子先生、山梨県立中央病院消化器内科の望月仁先生そして私の3人が発表して議論しました。後半は。東京大学椎名秀一朗先生の特別講演という構成でした。


 TAE Failure って何?って思いますよね。これは肝動脈塞栓術が効かなくなったと判断した(不応と訳されています)ということです。何をもってTAEが効かなくなったと判断するのか?を議論したわけです。効かなくなったと判断された患者さんは、肝機能が許せば、分子標的薬(ネクサバール)に切り替えます。そのタイミングを模索しているのです。


 TAEが効かなくなるのには、大きく二つの原因が考えられます。一つ目は、次々に再発することです。これにはTAEという治療法の問題もあるとは思いますが、母地、つまり肝炎による線維化の方が問題かも知れません。炎症や線維化を改善させなければ再発は防げません。


 もう一つは、癌が残存してしまう場合です。これにはTAEに関わる問題と癌自身に原因があります。治療関連としては、癌を養う血管が肝動脈以外から来ている場合と血管が枯れている場合です。TAEはよく兵糧攻めに例えられます。”癌を養う血管が肝動脈以外から来ている場合”というのは、一生懸命兵糧攻めしていても、お城に地下道があって、兵隊を養うのに充分な米や弾薬がドンドン補充されているのと同じです。この地下道を潰さない限り勝ち目はありません。”血管が枯れている”は、兵糧攻めのなれの果て、お互い消耗しているのにわずかな食料でしぶとく生き残っていて落城しない状態です。癌自身の問題としては乏血性腫瘍であったり(兵隊は超小食で兵糧攻めは効かない)、分化度が低く悪性度が高い腫瘍(兵隊がどう猛で兵糧攻めしても暴れている場合)で、TAEでは太刀打ちできないものが考えられます。

 どのタイミングで次の治療に託すのか?託された次の治療は、きちんと効いてくれるのか?

もう少し検討が必要だと思います。

 このディスカッションは、県立中央病院の中の多目的ホールで行われました。週末のお忙しい中、専門の先生方はもとより、他科の先生方、さらに看護師さんや薬剤師さんなどパラメディカルの方々も多数出席頂きました。大変有意義なひと時を過ごさせて頂きました。この場を借りて感謝申し上げます。

 会終了後、近くの居酒屋さんで二次会を行いました。自治医大出身の進藤先生がその時に言っていた言葉です。「例え秋山村に住んでいようが、患者さんは最高の医療が受けられる、その為に僕達は研鑽を積んでいるんです。」と。山梨の医療は、変わります。この若者達が支えてくれます。そして今回の勉強会に参加してくれた医師やパラメディカルの皆さんが力を合わせて支えてくれます。

 感激していたら時計が24時を超えました。僕の45回目の誕生日は、この居酒屋さんで迎えました。

 最後になりましたが、発表の機会を与えてくれました小俣政男先生、誠にありがとうございました。

2010年2月8日月曜日

第487回甲府市内科医会に参加して

1月26日火曜日 第487回甲府市内科医会が甲府古名屋ホテルにて開催されました。


 今回座長は山梨県特別顧問の小俣政男先生、演者は山梨県立中央病院消化器内科の小嶋裕一郎先生と望月仁先生でした。
 小嶋先生は「消化管腫瘍の内視鏡的治療の取り組み」というタイトルで、中央病院における内視鏡的粘膜下層剥離術をまとめられ発表しました。術者ならではのコツを随所に挿み臨場感がありました。
 望月先生は、「肝胆膵疾患への新たな試み」というタイトルで講演されました。望月先生は、県立中央病院消化器内科の肝胆膵がんを一手に引き受けられています。特に胆管がんや膵臓がんで閉塞性黄疸(胆管が癌で狭窄もしくは閉塞してしまい黄疸が出る)を来たした患者さんの処置が見事です。高齢の患者さんでも安全に日常生活の質を落とさないように治療されています。
 たとえ地方でもその道に精通した先生がいらっしゃるのは、患者さんにとって心強いです。座長の小俣先生が仰っていましたが、忙しい中でも自身の仕事をまとめて評価する謙虚な姿勢が大切で、結果として医療の質が向上し患者さんの役に立てるわけです。私どももお教えを肝に銘じて頑張りたいと思いました。

香川大学医科学懇話会で講演

1月18日月曜日 香川大学医科学懇話会で講演させて頂きました。
 香川大学消化器・神経内科学教室の正木勉先生は、東京大学消化器内科で一緒に研鑽させて頂いた関係で講演の機会を与えて頂きました。大学病院の若い先生方が対象でしたので、当科での進行がんの治療成績を臨床研究の大切さを織り交ぜて発表しました。

 高松は瀬戸大橋が出来る前、宇高連絡船の発着場で四国の玄関口でした。その跡地はきれいに整備されサンポートという公園と玉藻防波堤となっています。写真は防波堤の先端にある世界初の総ガラス張り灯台です。キラキラ輝く瀬戸内海を渡る潮風を全身に感じながらジョギングしました。まさに命の洗濯です。金比羅さんにも参拝し、全ての人が元気で幸せに長生きできるようにお祈りしました。
 最後になりましたが、懇話会の正木教授をはじめ懇話会に関係された皆様に感謝申し上げます。

2009年8月31日月曜日

千代田区薬剤師会勉強会講演


8月21日金曜日

 千代田区薬剤師勉強会にて、肝がんの現状と問題点を佐藤隆久先生と小尾で講演させて頂きました。外来で分子標的薬であるネクサバールによる抗がん剤治療も始まったところでちょうど良いタイミングでした。
 現在の医療システムでは外来患者さんは院外処方となってしまいます。ひとたび処方箋を発行すると何処でどの薬剤師さんからもらっているのか、きちんと飲めているのか、副作用は大丈夫かなどが見えなくなってしまいます。また薬剤師さんも病院のカルテが無いのでこの患者さんがどのような病態か、合併症は何か、併用薬は何かなどが見えにくくなってしまいます。病院と調剤薬局の連携が今こそ必要です。まずはコミュニケーションをよくし共通の患者さんを診ているという認識で情報交換や情報共有していきたいと思います。早速先日の外来より薬剤師さん宛てに情報提供書を書きました。まだ全例とはいきませんが、必要度の高い順に一歩一歩踏み出します。
 当日、座長の労をお取りいただいた千代田区薬剤師会会長の広瀬先生には大変お世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。
 また協賛して頂いた味の素ファルマの皆様、ありがとうございました。


講演中の佐藤隆久先生

講演中の小尾


 講演終了後、ビールを飲んで喉の渇きを癒しました。佐藤隆久先生講演慰労会です。彼のお奨めの”ドイツビール フランツイスカーナー バーアンドグリル”に行きました。ヘーフェ ヴァイスビールに名物料理アイスバイン(豚すね肉の煮込み)とブレッツェル(パン)がとても美味しいです。

佐藤隆久先生、元山先生、小尾です。
佐藤新平先生は残念ながら当日、帝京市原に出張中でした。