8月17日 火曜日
夏休み最後の1日、書類整理をしてから半日の鉄道旅行を企画しました。
コースをどうするか?時刻表を見ながら検討します。その瞬間、旅は始まります。子供の頃、実際には行けないのですが、飽きもせず時刻表上でバーチャルトリップをしたことを想い出します。
今晩、山梨でmeetingがあるため、半日tripの最終目的地は甲府です。時間的に最近イヤと言うほど乗っている中央本線しか行けません。子供の頃、あれほど乗りたかったのに…ただの移動手段になってしまうとダメですね、通勤電車みたいなもので…そこで、せめて甲府の先を目指しました。夏休み最後の1日、書類整理をしてから半日の鉄道旅行を企画しました。
コースをどうするか?時刻表を見ながら検討します。その瞬間、旅は始まります。子供の頃、実際には行けないのですが、飽きもせず時刻表上でバーチャルトリップをしたことを想い出します。
新宿駅12:00発のスーパーあずさ号で出発です。E351系は振り子式車両で、カーブでは内側に傾くことによって高速で走行できます。25/1000の登り勾配をグングン駆け上ります。目的地は長野県茅野駅にしました。
甲陽病院(9月13日参照)のこともあり、今井澄先生や鎌田實先生が築いた諏訪中央病院の見学が目的です。
陽が燦々と降りそそいでいましたが、そこは灼熱地獄の東京とは違います。高原の緑が輝き、青く澄んだ空に心地よい風がありました。
茅野駅は、高原リゾートに行く人やお盆を実家で過ごし帰京する家族、その子供や孫を見送る老夫婦でごったがえしていました。
諏訪中央病院は茅野駅からみて東側の山裾にあります。市街を抜け、橋を渡り山裾のスポーツ公園の先に病院はありました。病院は地元の方々で活気に満ちていました。
僕が研修医時代にお世話になった旭中央病院 との共通点ですが、古い建物で決して華美ではないのですが、きちんとメンテナンスされています。例え建物が古くても綺麗に整理整頓され、清潔で、そして何よりも行われている医療がしっかりしていれば病院は機能するものです。
ここには、地方というハンディをものともしない立派な病院がありました。病院の内部には、人々から寄贈された絵画や彫刻が場を和ませていました。
また院内のあちらこちらに鎌田實先生のメッセージが掲示されていました。病院理念の浸透に役立てられているようです。また壁にはスタッフの紹介、部署の紹介などが各所でみられました。
病院は人で支えられているという現実を目の当たりにしてきました。またアニマルセラピー等もボランティアで企画されているようです。そのレポートも壁新聞の如く紹介されていました。自主性を重んじ、その中に職員としてのプロフェッショナルを追求する姿とやりがいを育てる姿を垣間見ることが出来ました。わずか一時間位の滞在でしたが収穫は“大”でした。
これはボランティアによるアニマルセラピーです(下段のみ病院ホームページから拝借)
病院の屋上から諏訪湖方面を眺める
茅野駅に戻るとちょうど臨時列車が待っていてくれました。八ヶ岳の北麓から南麓へ移動し、僕も実家によって少々の親孝行をしてきました。その後、甲府に戻り小俣先生宅で開催された勉強会に山梨県立中央病院の先生方とともに参加しました。とても充実した夏休みを過ごせました。
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