みなさん、こんにちは
いかがお過ごしですか?
6月5日木曜日から6月6日金曜日までの2日間、京都国際会議場にて第50回日本肝癌研究会が開催されました。
当院の関係では、
大木隆正先生(当院勤務後、現三井記念病院消化器内科医長)が、「ソラフェニブ長期投与例の特徴」、「肝動脈塞栓術とソラフェニブの併用療法は無増悪期間を有意に延長する」でソラフェニブの有効性を、また「肝細胞癌の遠隔転移に対してサイバーナイフは極めて有効である」を報告しました。
内野康志先生(当院月曜日午後の血管造影担当、東京大学消化器内科 特任臨床医)は、「Bモードで検出困難な肝腫瘍に対するソナゾイド造影超音波下ラジオ波焼灼術:どのような症例で造影剤が有効か」で、肝表や局所再発病変、小病変における造影超音波下ラジオ波焼灼術を報告しました。
近藤真由子先生(当院水曜日午後の血管造影担当、東京大学消化器内科 大学院生)は、「肝細胞がんにおける血清オートタキシン抗原量の意義」で、血清オートタキシンは癌の悪性度と関与したり、肝の線維化とも関与するが、肝細胞がん患者群では、より肝の線維化と関与していることを報告しました。
そして、私、小尾俊太郎は、「肝動注化学療法」セッションの座長を務めさせて頂きました。
いろいろ学ぶことができて、同じフィールドで活躍する仲間と会って、語らって、とても有意義な研究会でした。
京都国際会議場に展示されていた
地球温暖化防止京都会議の採択時に使われた木槌
来年は神戸で 具英成先生が会長で開催される予定です。
夜は、引き続き開催される International Kyoto Liver Cancer Symposium の前夜祭が、曼殊院門跡 で執り行われました。
こちらは皇族専用、我々は裏口から拝観
どちらも美しい!(笑)
この先の書院で、講和を拝聴しました。
諸行無常、心に沁みました。
琴の調べが会場を盛り上げます
日本文化に出会った諸外国の先生方
興味深々です。
着物の彼女達が彩を添えてくれました。
お庭もライトアップされました。
肝に銘じて頑張ります!
2014年6月5日木曜日
第50回日本肝癌研究会1日目
みなさん、こんにちは
いかがお過ごしですか?
6月5日木曜日から6月6日金曜日までの2日間、京都国際会議場にて第50回日本肝癌研究会が開催されました。
当院の関係では、
佐藤新平先生が、「肝癌に対する”無痛RFA”と様々な工夫」 と 「肝外転移に対するRFA」 で、ラジオ波焼灼療法の有用性と安全性を高めるための工夫を報告しました。
石井政嗣先生(慶応大学消化器外科から当院に内地留学中)が、「肝細胞癌術後肝外転移の予測因子検討」 として腫瘍径、AFP、脈管浸潤、腫瘍発育形態の重要性について報告しました。
梶山祐介先生(当院で1年間研修後、現在は帝京大学溝口病院 消化器内科)が、「肝原発内分泌腫瘍にシスプラチン動注を施行した一例」 として、まれな疾患でも諦めないことの大切さを報告しました。
建石良介先生(金曜日の外来担当、東京大学消化器内科がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン・特任講師)が、「本邦の非B非CにおけるNASH/NASH近縁疾患の実態」として、アルコール多飲患者群のなかにもNASH近縁疾患ともいうべき、NASHと同様の集団が存在し、両者合わせると非B非C肝癌の過半数をしめることを報告しました。さらに、「RFA画像」のセッションの座長を担当しました。
午後6時30分からは、”全体懇親会” が開催されました。東大時代の同僚、小池幸宏先生、吉田英雄先生と佐藤隆久先生と合流して楽しみました。
生みの親である熊井英水先生による特別講演「クロマグロ完全養殖32年の軌跡」を拝聴してからの近大マグロは格別です。エラには、卒業証書付き。
入刀はいつもお世話になっている有井滋樹先生と市田隆文先生
アトラクションは、"HCC48" です。
(HepatoCellular Carcinoma 肝細胞がんという意味です)
金屏風前の左端のメンバー。見覚えありませんか?(笑)
盛り上がってます!
HCC48に囲まれて、嬉しそうな工藤正俊先生
盛り上がったあとは先斗町でしっぽり
相手はいつもの隆久先生ですが・・・
川床からの夜景です
0 件のコメント:
コメントを投稿