2014年6月16日月曜日

キックオフ ミーティング

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

 

 サッカーは、連日盛り上がっていますね。
特に、経済的国力と関係なく、小国が大国を相手に善戦するところが、最高に気持ちいいですね。

だから盛り上がるんだろなって、勝手に思っています。

 同じ Kick off でも、こちらの Kick off は、新規抗がん剤の開発治験に対する ”Kick off meeting” です。

 ソラフェニブの登場以来、様々な分子標的薬が開発されています。

新しく創薬された薬は、安全性を確認され、続いて容量が設定されます。その後、有効性について検討されます。三段階のステップを踏んで、開発が進んで行くんです。

 今時の薬剤は、グローバルで開発されます。ですから有効性の確認試験も、世界同時、多施設協同試験となります。また薬の安全性を担保して、有効性を引き出すため、試験に協力可能な患者さん、協力できない患者さんが、明確に規定されます。

 試験に協力して頂けた患者さんは、偏りなく2群に分けられて、片方は実薬、片方には偽薬が提供されます。ここで重要なことは、治療している医師も、治療を受けている患者さんも、実薬なのか偽薬なのか知らされていないことです。

 このように出来る限りの私意を排除して、薬の有効性が検討(第Ⅲ相試験)されます。この厳しい試験を、パスした薬だけが市場に出てきます。

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