みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?
The beginning of the end!
C型肝炎で、苦しんでいる患者さんに 朗報 です!
ついに ウイルス駆除率100% のお薬が登場しました!
アメリカのGilead社から6月15日(現地時間)に発表された情報によりますと、
本邦で世界に先駆けて行われた C型慢性肝炎 Genotype 1 の患者さんを対象とした、NS5A阻害剤(レディパスビルLDV) と NS5B阻害薬(ソフォスブビルSOF) の経口薬2剤 ± リバビリン(RBV) の治験結果が報告されました。
レディパスビル90mg と ソフォスブビル400mg は、合剤として1錠になっています。これを1日1回12週間(つまり84日間)服用するだけです。本試験ではリバビリンの上乗せ効果も検討されました。
Genotype 1 (本邦の患者さんの約70-80%がジェノタイプ1です)
初回治療の患者さんでは・・・
LDV / SOF 83人中83人 なんと100% 1日1錠の合剤を12週間服用するだけ
LDV / SOF + RBV 83人中80人 96% リバビリンの副作用で中止した人が効かなかった
既治療の患者さんでは・・・ (一般的には初回治療より悪いのですが・・・)
LDV / SOF 88人中88人 なんと100% 1日1錠の合剤を12週間服用するだけ
LDV / SOF + RBV 87人中87人 なんと100% (既治療の人はリバビリンに慣れている)
という 驚異的結果 でした。リバビリン併用群で、副作用中止が2例あったので、むしろリバビリンを併用しない方が副作用も少なく、完全に服用で来て、完璧に治るという結果でした。
きちんと服用さえすれば誰でも治る 時代が到来しました。
ウイルスの変異による耐性問題もありません。
さらに特記すべきは、代償生肝硬変患者さんも含まれていて、76人中75名 99% がSVR12に達しました。
お薬の詳細は、C型肝炎治療の新たな幕開け その1
C型肝炎治療の新たな幕開け その2 を参照してくださいね。
このお薬の登場で、多くの患者さんが救われることになるでしょう。
長かったトンネルも出口はすぐそこです。一緒にがんばりましょうね。
そうそう、トンネル抜けてからも経過観察は必要だから、くれぐれも忘れないでね。
0 件のコメント:
コメントを投稿