2014年6月19日木曜日

The beginning of the end

みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか?

The beginning of the end. は、C型肝炎のことです。

同じ言い回しを、記者会見で聞きましたが、それは違う!っていう、お話です。

The beginning of the endless. 
The beginning of the really end.

何の話かっていうと、イラク問題です。



 イラクは古代メソポタミア文明が開花した、本来肥沃な土地であったはずです。当然その肥沃な土地を求め、いろいろな人々が集まり、戦争を繰り返してきました。

 内戦につぐ内戦で疲弊して国力は低下します。そこに外部勢力が入り込んでは、また内戦を繰り返す・・・”歴史は繰り返す”です。

 つい最近まで自国の石油を全部大英帝国に巻き上げられていた事実を忘れちゃったのかな?

 シーア派、スンニ派、クルド人が、互いの意見を譲らず一部の過激派が(美しいと勘違いしている)暴力に訴えています。

イラクのマリキ首相

 過激派を力で抑えられると思いますか?過激派一掃作戦を開始すると発表したときに彼が言った言葉が、

"The beginning of the end !" です。

過激派は力では抑えられません。シーア派、スンニ派、クルド人の不和を解決する以外に道はありません。


 アメリカは、軍事顧問を投入する用意があると言いますが、軍事力では解決できないんです。

 もともとチグリス川とユーフラテス川の河口に広がった肥沃な土地です。だからこそメソポタミア文明も生まれました。太古から人間が暮らせる豊かな土地なのです。

 今でも小麦やトマト、葡萄も収穫できるそうです。石油が出るうちに灌漑工事を国家プロジェクトとして行うべきです(必要なのは軍事顧問ではなく土木顧問です)。内戦で破壊されたインフラの整備も必要です。そして何より必要なことが教育です。

 武器を捨てて鍬をもて! 武器を捨てて筆を持て!です。

第一次産業を基盤とした(石油じゃあダメです)経済の再構築を目指すんです。国民が安心して暮らせる社会を作れば、豊かになれば、無益な争いは収まるはずです。

国の隅々まで、説法して歩くしかないと思います。いつ国民が気付いてくれるかわかりませんが、やるしかないでしょうね。

でなければ、The beginning of the endless (内戦は延々と続くでしょう)。そして、真の意味で The beginning of the really end (国家存亡の危機)になってしまうでしょう。


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