2014年5月12日月曜日

一寸先は・・・だから。

みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか?

今日、悲しいお知らせが届きました。
ブログでは、努めて、明るい話を中心に書いていたのですが・・・

やはり、医療は生き様の縮図です。悲しい話もあっていいかなって、やっぱり喜怒哀楽が無いと人生つまんないと思うんです。 ”自分に正直に、何事も” ですね。

門脈動脈同時塞栓療法を行っている在りし日の岩本昭三先生(右)

 僕が憧れている医師は何人かいるんですが、その中のお一人、ガンちゃん先生こと岩本昭三先生が5月11日63歳の若さで急逝されました。急性骨髄性白血病だそうです。
 
 先日のゴールデンウイークに米国で行われた Digestive Disease Week (消化器病学のオリンピックのような学会です)で、元気に発表されている様子を、 ガンちゃん先生奮闘記 で報告したばかりなのに・・・

 ガンちゃん先生(あえてそう言わせて頂きます)のブログを見て頂ければわかりますが、個性もあり、人情もあり、そして組織に属していないので、良い意味で自由奔放で。なによりも肝癌治療に情熱をお持ちでした。

 その自論展開に、学会などでは時に理解してもらえないこともありましたが、僕はそんなことよりも、人としてのガンちゃん先生が好きでした。

 生い立ちから、医師修業時代、それから肝癌との戦い、共感すること、教えられることがたくさんありました。

 韓国済州島の学会で呑んだのは今となっては良い想い出です。ガンちゃん先生の遺志を引き継ぎ、肝癌とガチンコ勝負していきます。天国からガンちゃん先生がきっと見守っててくれると信じてます。


最後にガンちゃん先生奮闘記から引用です。

「お盆では、人の人生、寿命を考えます。

その日、その日で悔いのない一日を過ごしていきたいとつねづね思っています。つまらない後悔はしないように心掛けています。」 と

人生、一寸先は闇です。だから悔いのないように毎日を積み重ねていきましょう。


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