2014年5月31日土曜日

C型肝炎治療の新たな幕開け その2

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

 暑い日が続きますね。水分補給は忘れずに!

また朝晩の気温差があります。体調管理には気を付けてくださいね。


今朝の通勤途中に出会った、日本橋人形町の紫陽花です。

ちょっとした道端の草木も、季節を運んできてくれますね。




 さて、一昨日に続き ”C型肝炎ウイルスに直接作用する薬剤” のお話です。

ちょっとおさらいです。

C型肝炎ウイルスは、”遺伝子(設計図)” とそれを包む ”殻” で出来ています。



”C型肝炎ウイルスに直接作用する薬剤” は、3種類です。全て飲み薬です。


① プロテアーゼ阻害剤 ”殻”に作用 テラプレビルやシメプレビル、アスナプレビルです。
② NS5A阻害剤 ”殻”に作用 ダクラタスビルやレディパスビルです。
③ NS5B阻害剤 ”遺伝子”に作用 ソフォスブビルです。

このように、”C型肝炎ウイルスに直接作用する薬剤” は目覚ましい進歩を遂げましたが、問題もあることが判明しました。

それは、”耐性(変異)” です。

ウイルスが耐性を獲得すると、薬剤は効きません。ですから、変異の有無はとても重要です。

”殻” に作用 するタイプのお薬、つまり①プロテアーゼ阻害薬と②NS5A阻害薬は、耐性の問題を抱えています。

耐性は、ウイルスの変異(変身)です。仮面ライダーのように変身すると ”無敵な強さ” を持ってしまいます。


耐性(変異)には二種類あります。
もともと獲得 初めから変異(変身)しているもの 
新たに獲得 薬剤によって変異(変身)してしまったもの

特に ”殻”に作用するタイプのNS5A阻害剤に対する耐性について、①もともと獲得 している患者さんが10%程度いると言われています。


さらに ”殻”に作用するタイプの薬剤は、治療に失敗すると ②新たに耐性を獲得 してしまい、以後ウイルス駆除の道が閉ざされてしまいます。

ですから、やるなら一発で決める治療を選ばなければなりません。

将来に禍根を残さないためにも・・・。

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