2014年1月19日日曜日

ウイルスの特徴 番外編

みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか?

今日は、ウイルス関連で、現在猛威をふるっている”ノロウイルス”についてお話しましょう。



先日、静岡県浜松市で給食から大勢の児童に感染しましたね。


 正確には、ノロウイルス属ノーウォーク種です。1968年にアメリカ合衆国 オハイオ州のノーウォークにある小学校で集団感染した急性胃腸炎患者から分離されました。

 口から体内に入り、十二指腸や上部小腸の粘膜に感染し、下痢や嘔吐を引き起こします。通常1-2日で治まりますが、吐物で誤嚥したり窒息することもあるので注意が必要です。

 ウイルスは30nm (1nm=10億分の1m) ほどのとても小さな物体です。


ノロウイルス属ノーウォーク種

驚くべきことは、感染力の強さとウイルスのしぶとさです。乾燥した状態でも約2か月感染力を保ちます。また症状が治まっても1週間から1か月は糞便からウイルスは排出されます。

吐物を拭いても、ウイルスは生き残り、その場所が乾燥すればウイルスは空気中を飛び交いヒトに感染します。トイレのサンダルでも理屈は同じです。

消毒用アルコールは、ほとんど効きません。ですから一般的なブシュブシュではダメです。塩素系の消毒液が有効です。消毒薬の作り方は以前お話したとうりです。

よーく流水で洗い流す、基本的な手洗いが大切なんです。


うがい手洗いを励行し、しっかり予防しましょうね。

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